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2026/05/13
初夏の“隠れ熱中症”に注意! 室内でも油断できません
5月から6月にかけては、まだ「夏本番」という感覚が薄く、暑さ対策も後回しになりがちな時期です。
しかし近年は、春先から気温が高くなる日も増えており、体が暑さに慣れていないこの季節こそ、熱中症への注意が必要だといわれています。
とくに気をつけたいのが、屋外ではなく“室内”で起こる熱中症です。総務省消防庁の統計でも、熱中症による救急搬送の発生場所として「住居」は毎年多くを占めています。
「まだエアコンを使うほどではない」「少しだるいだけだから」と我慢しているうちに、知らない間に脱水や体温上昇が進んでしまうこともあります。本格的な夏を迎える前に、まずは“初夏の危険”について知っておきましょう。
室内にも熱中症のリスクがあります
熱中症というと、真夏の強い日差しの下や屋外作業中に起こるイメージがありますが、実際には室内でも多く発生しています。
とくに5~6月は、気温そのものよりも「湿度」の影響を受けやすい時期です。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもりやすくなります。まだ暑さに慣れていない時期でもあるため、軽い暑さでも体調を崩しやすくなるのです。
入浴後や就寝中にも注意が必要です。入浴後は汗をかいていても気づきにくく、水分不足になりやすい状態です。夜間も室温や湿度が高いままだと睡眠の質が下がり、疲労が抜けにくくなる原因になります。
「なんとなくだるい」「食欲がない」「頭が重い」といった不調も、実は暑さや脱水が関係している場合があります。少しでも異変を感じたら、“まだ大丈夫”と無理をしないことが大切です。
本格的な夏の前から“暑さ対策”を
熱中症を防ぐためには、真夏になってから対策するのではなく、初夏のうちから少しずつ体を暑さに慣らしていくことが重要です。
これを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。
暑熱順化が進むと、汗をかいて体温を調節しやすくなり、暑さによる体への負担を軽減しやすくなるとされています。
しかし、冷房の効いた涼しい室内で過ごす時間が長いと、汗をかく機会が減り、体が暑さに慣れにくくなることもあります。
そこで、初夏の時期から無理のない範囲で“軽く汗をかく習慣”を取り入れることが大切です。
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動も効果的ですが、毎日取り入れやすい方法のひとつが「入浴」です。

おすすめなのは、シャワーで済まさず、38~40℃程度のぬるめのお湯に、ゆっくりつかること。
熱すぎるお湯に短時間入るよりも、ぬるめのお湯でじんわり汗をかくほうが、体への負担を抑えながら暑さに慣れていきやすいとされています。
シャワーだけで済ませていると、体をしっかり温める機会が減りやすいため、週に数回でも湯船につかる習慣を意識するとよいでしょう。
入浴前後にはコップ1杯程度の水分補給を行い、無理のない範囲で取り入れることが大切です。
毎日の入浴だけで効果があるため、忙しい毎日のなかでなかなか運動する時間が取れない方やお年寄りの方には、とくにおすすめです。
また、浴室や脱衣所が蒸し暑すぎたり、逆に冷えすぎていたりすると、体への負担につながる場合があります。浴室暖房乾燥機などを活用して室温環境を整えることも、快適で安心な入浴につながります。
そのほかにも、こまめな水分補給や、適度な冷房・除湿の活用、バランスの良い食事など、日頃の小さな積み重ねが、夏本番の体調管理につながっていきます。

